ご 挨 拶
1981(昭和56)年卒業 89期生 森田 拓子
静岡英和女学院同窓生の皆様、お健やかにお過ごしでしょか。同窓会長を務めさせていただいおります昭和56年卒業89期生の森田拓子でございます。
明治20年、静岡で最初の女学校として創立された静岡英和女学院は、明治、大正、昭和、平成、令和と時代を紡ぎ、戦時中はミッションスクールゆえの困難を乗り越え、女子教育の先駆者として西草深の地で130年余の歴史を切り拓いて参りました。
歴代の校長先生は必ず、入学試験の最初に緊張に打ち震える幼い受験生の為に祈ってくださいます。それが、私達が長い学院生活を通じて学ぶ「隣人愛」との最初の出会いです。
『愛と奉仕の精神』を掲げ、心の教育を受けた同窓生の皆様は、「人も自分も幸せにする力」をお持ちです。毎朝の礼拝や在学中の様々な体験が心の糧となり、その後の人生に彩りを添えているからです。英和の同窓生は、知識を情報として詰め込んだだけの人間には、到底太刀打ちできないより豊かな知恵と人に寄り添う心で、地元静岡ではもとより、全国そして国際社会に活躍の場を広めています。
年号が令和に代わり、新しい時代には、新しい社会のルールや新しい価値観、新しい技術が生み出されてゆくことでしょう。同窓会という組織も、当然ながらそんな社会環境の変化に対応してゆくことが求められますが、同時に、長い歴史によってもたらされた『普遍的な価値観』も、持ち続けてゆかなくてはなりません。同窓会には同窓会にしか出来ないことがたくさんあります。15000人を超える同窓生の想いを受け、広報や学校支援など、今後も校長先生をはじめ先生方、PTAともよく相談をしながら活動して参ります。また、その昔、遠いブラジルの地で神様の為に働く同窓生に衣料品を送り続けたことから始まり、長らく続けている海外への同窓会奉仕活動も、貧困の中でも学習意欲を持つ子供達が学校へ通うためのカバンや文房具の寄付というかたちで続けて参ります。
令和の令の字には、「神の言葉」という意味もあると聞いております。キリスト教精神の元に建てられ、伸びやかな空気をまとったこの静岡英和女学院が、創立140年、150年の輝かしい未来を迎えられるよう、同窓生の皆様のご協力をお願い申し上げますとともに、おひとりおひとりが、より実り多い人生を歩んでいかれますよう願っております。
同窓会役員
役員名 | 氏名 | 卒業年 | 期 |
会長 | 森田 拓子 | 昭和56(1981)年 | 89期 |
副会長 | 池ヶ谷知代 | 昭和54(1979)年 | 87期 |
副会長 | 小林阜二子 | 昭和41(1966)年 | 74期 |
会 計 | 影山 徳子 | 昭和55(1980)年 | 88期 |
会 計 | 白鳥 千早 | 昭和61(1986)年 | 94期 |
事業部長 | 藤波 正枝 | 昭和47(1972)年 | 80期 |
副事業部長 | 佐野 惠子 | 昭和42(1967)年 | 75期 |
〃 | 海野 弘子 | 昭和48(1973)年 | 81期 |
事業部員 | 太田 彰子 | 昭和41(1966)年 | 74期 |
〃 | 増田 節子 | 昭和45(1970)年 | 78期 |
〃 | 大多和陽子 | 昭和47(1972)年 | 80期 |
〃 | 池田 悦子 | 昭和49(1974)年 | 82期 |
〃 | 深澤 久代 | 昭和56(1981)年 | 89期 |
〃 | 杉山 昌世 | 昭和57(1982)年 | 90期 |
〃 | 勝又 規子 | 昭和59(1984)年 | 92期 |
〃 | 山川千佳子 | 昭和62(1987)年 | 95期 |
〃 | 岩本 浩美 | 昭和62(1987)年 | 95期 |
〃 | 森 純代 | 平成1(1989)年 | 97期 |
〃 | 永田 祐子 | 平成7(1995)年 | 103期 |
広報部員 | 今野今日子 | 昭和54(1979)年 | 87期 |
〃 | 鈴木美恵子 | 昭和55(1980)年 | 88期 |
〃 | 杉山美都子 | 昭和58(1983)年 | 91期 |
〃 | 佐々木民奈子 | 昭和59(1984)年 | 92期 |
〃 | 石橋 綾子 | 平成2(1990)年 | 98期 |
〃 | 増田 綾子 | 平成8(1996)年 | 104期 |
〃 | 松川 智子 | 平成9(1997)年 | 105期 |
〃 | 稲葉沙保里 | 平成18(2006)年 | 114期 |
〃 | 野田 麻美 | 平成18(2006)年 | 114期 |
監査 | 大橋 満枝 | 昭和43(1968)年 | 76期 |
役員外監査 | 榎戸 真弓 | 昭和56(1981)年 | 89期 |
顧問 | 今井喜久枝 | 昭和41(1966)年 | 74期 |
同窓会担当教諭 | 杉山礼美先生 | 昭和61(1986)年 | 94期 |