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同窓会の「留学生支援」事業のご報告

 同窓会は活動のひとつとして、留学生を支援することを事業としています。
今年は、スカウト世界大会に参加するカルナラタナ・バーヌカ・エサラさん(人間社会学科・4年)の参加費等の支援をいたしました。

スリランカからの留学生・エサラさんは、5歳から母国のボーイスカウトに入り、大臣表彰を受けるほどの活動をしていたとのこと。日本に留学してからも活動を続け、8月に韓国で開催された「第25回世界スカウトジャンボリー」(主催:世界スカウト機構)にサポートチームの一員として参加した。
世界スカウトジャンボリーは4年に一度開催されるもので、今年は8月1日から14日まで開催され、日本からは1,568名が参加。エサラさんはIST(国際サービスチーム)147名の一員、派遣役員として活動した。子どもの頃から参加するのが夢だったとのことで、日本団員として「日の丸」のついた制服を着て渡航。夢の1つが叶ったと感慨深げに報告をしてくれた。

 来日して5年ほどですが日本語も会話に困らないほど上手で、留学生センターの職員も舌を巻くほど。英語は少し苦手だがスカウトジャンボリーに参加し、文法が大事だと思っていた英語が、いかに相手に伝えることが大事なのかが判ったとのこと。そのため積極的に話し掛けたようだ。
いろんな国の人と出会い友達になり、自国(日本)を紹介する文化交流会に参加したり、運営スタッフとして筏作りの部署を担当し安全・安心なものに仕上げたとのこと。参加費は高額でしたが、お金には代えられない経験をしたと報告してくれた。

 卒業後は神戸の宝石商社に就職。これからもボーイスカウトの活動は続け、いつかスリランカとの架け橋になりたいと思っているとのこと。
 静岡英和学院大学から巣立つ学生を、同窓会も応援して行きたい。